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2024.11.26
斎藤です。
今日は「言語」に関することを書きたいと思います。
私たちは小学校・中学校・高校と、「外国語」として「英語」を習ってきましたね。
では、大学では?
1年次に、英語に加えていくつかの言語のうちから自分の興味のある言語を一つ(または二つ)選んで、「第二外国語」として学びます。必修です。
(※大学によっては第二外国語を習わないところもあるようですが)
私の大学では、ドイツ語、中国語、韓国語、フランス語、スペイン語、ロシア語の中から選びました。例年、多数の生徒がドイツ語か中国語を選んでいるようです。
私はといいますと、ドイツ語を履修しています。あまり深い理由はありません。ここまで半年以上ドイツ語を習ってきましたが、まだまだ使いこなすには程遠い状態です……。
また、必修ではありませんが、もうひとつ第二外国語を履修したり、そのほかの言語を学ぶことができる授業を履修したりすることもできます。私の友人にはオランダ語を履修している人もいました。人気の科目だそうです。
第二外国語を学んでみての私の感想は、「面白い!」と「大変!」の両方です。
そもそも、新しい言語を学ぶことは大変です。
文字を覚え、発音を覚え、単語・文法を覚えていかなければならないわけですから。
ドイツ語も名詞が「男性名詞、女性名詞、中性名詞」と分かれていたり、それに合わせて冠詞が変化したり、形容詞の語尾が変化したり、いろいろ覚えなくてはならず大変です。試験に向けて必死になって覚えます。
しかし、いろいろな発見があり、面白くもあります。特に日本語や英語と比較すると面白いです。日本語と似ている部分、英語と似ている部分、どちらもあります。そういうところに着目すると、少し覚えやすくなったりしますし、その言語に対して親近感がわくような気がします。
そして、言語を学ぶときには「文化」も学ぶことができて面白いです。ドイツ語の先生はドイツに留学していた経験があり、いろいろな面白い話をしてくださいます。
ドイツのビールのお話、料理の盛り付けのお話、公共交通のお話などなど、日本との違いに驚いたり、「あれにはこういう訳があったのか!」と新しい発見ができたりして、とても楽しいです。
そして、最近はアイヌ語とアイヌ文化について学ぶ授業を履修しています。アイヌ語に触れる機会は今まで多くはなかったのですが、人称の呼応など、今まで触れてきた言語にはない特徴があって面白いです。
また、アイヌ文化について学び、興味深く感じると同時に、アイヌを取り巻く様々な問題を知り、それに対して深く考えさせられる日々です。
このように、言語を学ぶことは、新たな言語を知る面白さがあるだけではなく、その言語を使う人たちの文化や社会に関心を持つことにもつながると思います。結局物事はいろいろなところでつながっていて、何かを学んでいるとそこから派生して別のことも学ぶようになるので、「言語周辺」を学んでいくことになるのだな、と私自身は感じています。
そして、自分の視野を広げることにもつながると思います。学んでいる最中には、視野の広がりは感じにくいものかもしれません。しかし、後々振り返ってみると、以前の学びが見える世界を変えてくれたことを感じる瞬間があるような気がします。
この話、言語以外にも「学ぶこと」全般に通じるところがあるのではないでしょうか。
学ぶことは面白いとは言われても、そんなことを感じている余裕はないという方もいらっしゃるかもしれません。
私自身も、特に高校時代は勉強に関しては大変なこと、辛いこと、苦しいことが多かった記憶があります。このような考えが浮かぶようになったのも、大学生になって少し心に余裕ができたからかもしれません。
でも、苦しいときに、少しでも楽しむ心があればまた違っていたのかもしれない、とも思います。
いま、英語が苦痛で仕方ない方は、どんな切り口でもいいので、何か興味を持てる部分はないか探してみてください。どこかに英語が楽しくなるきっかけが隠れているかもしれません。
いま、勉強することが苦痛な方は、同様にして、何か面白いと感じる部分はないか探してみてください。その興味が、将来専攻する分野に関わってくるかもしれません。
まとめ方が雑で申し訳ございません。
この文章が、少しでもみなさんの何かのきっかけになればうれしいです。
それでは、また。
最近、全く写真を撮っていなかった私。
仕方がないので、以前に函館に行ったときに撮った写真を載せます。函館山から見えた夜景です。
ちょうど夕暮れの時間帯から、だんだん暗くなっていく様子を比較しながらご覧ください。
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